太平猴魁と対面

片道4時間半。
私の目の前には険しい山が広がり。
少し運転の技術が悪ければ死を覚悟しなければ・・・。
そんなことを考えながら手すりをしっかりと持っていた。

神秘の村「猴杭」

現地の人たちがこのように口にする理由。
来た者だけにわかると実感した。
人間の力が届かない場所「猴杭」

多くの茶産地を歩いていますが、
ここまで人の手が届かない場所は初めて。
全てが自然を基準にして動いている村。
お茶作りは全て手作業である。

鍋に1回分の太平猴魁を落とす。
太平猴魁がしんなりとするまで煎る。
200度以上ある鍋と指の皮の戦い。

余分な水分を抜かれた太平猴魁。
1本1本ずつ丁寧に伸ばし形を作る。
そっと優しく網の上に太平猴魁を乗せる。

形をしっかりと作る作業。
ローラーをゴロゴロと転がし、
しっかりと網と網に密着させる。

下から熱を加え続ける。
太平猴魁の水分を少しずつ飛ばす。
形が整ったら次の乾燥プロセスへ。

茶葉をまとめて乾燥。
火の力を利用しての作業。
伝統を守り通す固い意志を感じる。

太平猴魁を作る全ての作業を手作業でしています。
太平猴魁を作る機械もたくさんありますが、
彼らは機械で作る太平猴魁を強く否定していた。

機械で作られた太平猴魁には魂がない。
太平猴魁を大量生産することも大切だが、
質を落とした大量生産はする意味があるのか?

彼らは口を揃えてこのように言った。
私も彼らの作業を見て、心からそう思った。
彼らが歴史を守り、伝統を伝えようとしている。

名前が売れ、コピーが出る。
コピーと知らずに仕入れるバイヤー。
本物と信じて売る販売員。
中国を象徴するような悪循環。

コピーに価値はありません。
コピーに歴史はありません。
コピーに伝統はありません。

私が伝えたいこと。
彼らとまったく同じでした。
太平猴魁の実力を伝える。
社長さん達と約束をして猴杭を去った。

消費者の方にお願いがあります。
購入前に質問する事をしませんか?
・産地 ・中国での等級 ・日本での等級
・本物か偽物か? ...etc。

その全てが自分自身を守り、
農家の方達を守ることにもつながります。
偽物をマーケットで流通させる必要がないと思います。
私も一生をかけて皆さんにお伝えしていきたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

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2007年4月26日 (11:25) | コメント(0) / カテゴリ:中国茶之旅2007中国茶之旅

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