武夷山の岩茶 vol.3/中国茶ブログ
中国茶に魂を埋めた日本人こと中国茶ソムリエ:大高勇気です。

武夷山のお茶、武夷岩茶を作る時に、
まず一番最初にする事は火を付けることです。
(当たり前ではありますが・・・。(^^;)
炭に火を入れ、きちんと並べていきます。
現在ではプロパンガスで行う茶工場もあります。
茶葉を竹でできた竹籠の中に入れます。
その竹籠を炭の上に置き、
下から来る火によって焙煎をしていきます。
この焙煎をする時間は非常に長い時間行います。

これを岩茶の世界では火の旅と言っています。
それぐらい時間のかかる大変な作業だとも言えると思います。
炭火が温まって来て、
温度がどんどんと高くなります。
竹籠の上に手を乗せると、
体温よりも少し熱いくらいになっています。
少しずつ少しずつ、
茶葉の中に火を入れていきます。
この火を入れる作業が高過ぎると
あまりにも熱い温度になってしまうので、
お茶を傷付けてしまいます。
その為、
ゆっくりゆっくり火を入れていきます。
その中で、長所を引き出し、
短所を補うと言われているこの作業ですが、
これは普通の茶師の方ができるような簡単な物ではありません。

きちんとしたお茶への理解、
お茶とのコミュニケーションを図った
茶師の方達のみにできる一つの技術。
研ぎ澄まされた経験だと思っております。
この火を入れた茶葉をしっかりと確認しながら、
後、どれぐらい入れるかを考えながら、
火と相談をしながら、お茶を見ています。
これは茶葉と茶師が話、火と茶師が話、
そして決める素晴らしいコミュニケーション!
だと私は思っております。
続く・・・
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